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コマンド: gm
QCADのコマンドラインでは、コマンドの起動、座標の入力、距離や半径などの値の入力を行うことができます。
絶対座標は、"x,y "の形式で入力します。
40,5
相対座標は、フォーマット "@x,y" で入力されます。
@10,6
絶対極座標は、「distance<angle」の形式で入力します。
10<30
相対極座標は「@distance<angle」のフォーマットで入力します。
@10<45
座標や値を入力する際に、既知の値に基づいて座標を計算するための 数式を使用することができます。例えば、座標10,5は、次のように入力することもできます。
5+5,30/6
コマンドラインは、電卓として使用することもできます。そのためには、等号の後に 数式を入力します。
=3+4
7
変数を使って値を保存することができます。
=a=5+6
11
=a/2
5.5
利用可能な数学定数は以下の通りです。
円周率、ln2、ln10、log2e、log10e、sqrt1_2、sqrt2
使用可能な数学関数は以下の通りです。
abs, ceil, floor, exp, log, max, min, pow, sqrt, random, round, rad2deg, deg2rad, sin, cos, tan, asin, acos, atan, atan2, log10, log1p, log2, sign, cosh, sinh, tanh, acosh, asinh, atanh, expm1, hypot, cbrt, trunc.
これらの定数や関数のほとんどは、ECMAScript(JavaScript)の標準関数であり、オンラインで文書化されています。標準的な ECMAScript では、これらの関数は Math クラスの一部ですので、関数 absは Math.absと書かなければなりません。QCAD のコマンドラインでは、便宜上、 Math.の部分を省くことができます。三角関数(sin, cos, tan, asin, acos, atan, atan2)は度単位で角度を受け取ったり、返したりします。これらの関数のラジアン・バージョンを好む場合は、代わりに元の Math.関数を使用します。
rad2degと deg2rad関数は、ラジアンと度数の間で角度を変換するために使用できます。